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ストックイラストレーターのポートフォリオサイトはあった方よい。

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ストックイラストレーターとして活動している皆さん、作品をオンラインで販売しているだけでは十分だと感じていませんか? もちろん、ShutterstockやAdobe Stockなどの大手プラットフォームに登録していれば、多くの人に作品が見られる機会が増えますが、実は自分自身の作品紹介サイトを持つことは、非常に大きなメリットをもたらします。今回は、ストックイラストレーターが作品紹介サイトを持った方が良い理由と比較的簡単にサイトを作れるいくつかの方法を紹介します。

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1.ポートフォリオの統一性とプロフェッショナリズム

自分専用のサイトを持つことで、作品を自分のブランドとして統一的に展示できます。
個々のイラストやデザインをどのように紹介するか、またそれらをどう整理して見せるかは、自分の自由です。特に、自己紹介や制作の背景、作業過程などを載せることができるため、ただの作品集に留まらず、クリエイターとしての個性やストーリーを伝える場所になります。これにより、クライアントやファンにとって「プロフェッショナルな印象」を与えることができます。

2.SEOによる集客

ストックイラストのプラットフォームでは競争が激しく、他のアーティストと埋もれてしまう可能性もあります。しかし、自分の作品紹介サイトを持ち、SEO(検索エンジン最適化)を意識したコンテンツを提供することで、Google検索などで自分の作品が上位に表示される可能性が高くなります。自分のサイトにアクセスを集めることで、プラットフォーム外でも新たなファンやクライアントを獲得することができます。

3.ブランド力の強化

個別のストックプラットフォームに頼らず、自己ブランディングを確立することができます。
例えば、特定のテーマやスタイルで統一したイラストを提供することで、あなたの作品が「この人のイラスト」として認識されやすくなります。さらに、サイトを通じてニュースレターやブログを配信したり、SNSと連携させて直接的なマーケティングを行うことができます。このような活動を通じて、ブランドを築くことができるんです。

4.クライアントとの直接的なコミュニケーション

ストックイラストレーターとして活動していると、クライアントからの依頼を受けることもあります。
その際、直接的なコミュニケーションが取れる場として作品紹介サイトは非常に便利です。
問い合わせフォームやカスタマイズしたサービスページを設置することで、ストックイラスト以外の依頼も受けやすくなります。直接契約を結ぶことで、プラットフォーム手数料を避け、より高い収益を得るチャンスが広がります。

5.作品の管理と販売の柔軟性

自分のサイトを持つことで、作品の販売方法に柔軟性が生まれます。
例えば、作品の価格を自分で設定て販売することもできますし、特定の顧客向けに限定的なデザインや商品を提供することも可能です。さらに、特別なキャンペーンやセール、パートナーシップなどを通じて収益化の方法を増やすこともできます。ストックプラットフォームの規則に縛られず、自由に活動できる点が魅力です。

6.リピーターの獲得

自分のサイトでは、訪問者に対して定期的に新しい情報を提供できます。
例えば、毎月新しいイラストを公開したり、ブログ記事を更新することで、リピーターを増やしやすくなります。また、メールマガジンやSNSでの告知も効果的です。これにより、サイトを訪れたクライアントがリピーターに変わり、安定した収益源を作る可能性ができます。

7.独自のマーケティング活動

ストックイラストのプラットフォームに依存していると、販売方法やプロモーションが限られていますが、自分のサイトを持つことで、独自のマーケティング活動を行うことができます。例えば、アフィリエイトプログラムを導入して他のクリエイターに販売を促進してもらったり、特定の業界向けにターゲットを絞った広告を出すことができます。自分のサイトを使って自由にマーケティング戦略を立てられるのは、大きな利点です。

比較的簡単に作品紹介サイトを立ち上げる方法

作品紹介サイトを立ち上げる方法は、目的や規模によって異なりますが、比較的簡単に始められる方法をいくつかご紹介します。
まずは技術的な知識があまりなくても始められる比較的簡単なものを2つ。

Adobe Portfolio

Adobe PortfolioはAdobeが提供するオンラインポートフォリオ作成ツールです。クリエイティブな作品(写真、デザイン、イラスト、映像など)を簡単に展示できるため、特にクリエイターやデザイナーに人気があります。Adobeの他の製品(PhotoshopやIllustratorなど)と統合されており、Adobe Creative Cloudのメンバーは無料で利用できるので、メンバーなら一番手っ取り早くサイトを持てます。
Adobe Behanceとも連携取れるのも便利。

Adobe Portfolioの主な特

・簡単なセットアップ
コーディングの知識がなくても、ドラッグ&ドロップの操作で美しいポートフォリオサイトを作成できます。
・デザインテンプレート
多彩なデザインテンプレートが用意されており、個々の作品を目立たせるための美しいレイアウトが選べます。
・Creative Cloudとの連携
Adobe Creative Cloudのアプリケーション(Photoshop、Illustrator、Lightroomなど)と連携でき、作品のアップロードや編集がスムーズです。
・レスポンシブデザイン
自動的にモバイルフレンドリーにデザインが調整されるので、どのデバイスから見ても快適に閲覧できます。
・カスタマイズ性
テンプレートに加え、CSSやカスタムコードを追加することで、より自由にデザインを調整できます。
・ドメイン設定
独自ドメイン(例: www.yourname.com)を設定することができ、プロフェッショナルな印象を与えることができます。
・ギャラリーの作成
作品をグリッドやスライドショー、カンバスビューなど、さまざまなスタイルで表示できます。
・SEO対策
基本的なSEO設定(メタタグ、タイトル、説明文など)が可能で、検索エンジン最適化にも対応しています。

Notion

Notionは、ノートやデータベースを作成できるツールで、個人の作品紹介サイトとしても非常に簡単に使えます。(Webサイトが作れる機能「Notionサイト」)Webページとして公開することもできるので、簡単に作品をシェアできます。

Notionの主な特徴

シンプルで直感的な操作
対象のページで 共有 をクリックし、 Web公開 タブに移動し、 公開 ボタンをクリックするだけでサイトができる。
無料プランがあるのでお試しができる
無料プランはファイル のアップロードは 5MB までですが、プラスプラン以上の有料プランに変更することでファイル アップロード 時のサイズ制限は 無制限になり、 重たい動画や PDF でも Notion 上で管理することが可能
作品の情報をデータベースとして管理できる
メモやタスク管理、ドキュメント管理、データベースなど、仕事で使うさまざまなツールを1つにまとめたツールなので、作品のデータベースかも簡単。
テンプレートがある
ポートフォリオ向けのテンプレートがあるので作りやすい
https://www.notion.com/ja/templates/category/portfolio


次に紹介するのは、さくらインターネットやXサーバーなど、レンタルサーバーを契約している方や、これから契約を検討している方向けです。

WordPress

WordPressは、個人ブログや企業サイトを簡単に作成できる人気のあるコンテンツ管理システム(CMS)ですが、今回は WordPress.com ではなく(AIに学習されると聞いたので今回は除外)、自分でレンタルサーバーにインストールして使用する WordPress.org の方を紹介したいと思います。

WordPress.orgとは?

WordPress.orgでは、ソフトウェアを自分でダウンロードして、レンタルサーバーにインストールする必要があります。この方法の大きな特徴は、完全に自由にカスタマイズできる点です。デザインや機能を思い通りに変更したり、プラグインを追加して機能を拡張したりすることが可能です。
WordPressは世界中で非常に多くのサイトに使われており、そのため情報も圧倒的に豊富です。使い方やトラブルシューティングに関する情報がオンラインで簡単に見つかるため、導入しやすい。データーベース設定など初心者には難しいところもあるけど、さくらインターネットエックスサーバーとかならその辺も簡単インストールできるようになっていておすすめ。

WordPressの主な特徴

自由なカスタマイズが可能
最初は基本のままで、わかってくるとどんどんカスタマイズができる。
プラグインで機能を追加しやすい
WordPress.orgから欲しい機能のプラグインをダウンロードして導入ができる。(ものによっては英語になっていたりするのがちょっとネック)
無料テーマも豊富
無料から有料まで色々なテーマがあります。ポートフォリオ向けのテーマもあります。

おすすめテーマ

WordPressで使えるおすすめのテーマを2つご紹介!

日本製のWordPressテーマ。企業サイトの定番のテーマです。
使っている日本人も多いので情報も検索すれば出てくるので安心。

こちらも日本製のWordPressテーマ。Lightningは企業サイトから幅広くに使えるテーマでしたが、こちらいしつくポートフォリオはイラストレーター向けに仕事の依頼が来るように考えられたポートフォリオテーマです。必要な機能が最初からついているのと解説サイトもあったりで至れり尽くせりです。

てがログ

「てがログ」とは、ブログや日記の形式で自分の考えや出来事、創作活動などを記録していくためのオンラインプラットフォームです。
X(旧Twitter)の代わりやサブとして使っている方も多い。
WordPressのようにデータベースの設定も必要なくサーバーにアップロードしてすぐに使えるので
かなりハードルが低い!

てがログの主な特徴

手書き感
名前の通り、「てが(手が)」という要素が強調されており、手書きや手作りのニュアンスを込めたコンテンツが多く見られる。
シンプルな操作
複雑な機能が少なく、誰でも簡単に始められるように作られている場合が多いです。特にブログ初心者や、自分だけのプライベートな空間として使いたい方に最適です。
スキンがある
スキンがありデザインを変えやすい
コミュニケーションの場として
てがログを使うことで、同じような興味や関心を持った人たちと繋がりやすくなることもあります。特にコメント機能やシェア機能がある場合、読者とのやり取りが生まれることもあります。
ポートフォリオ的な利用も可能
作品や活動内容を紹介するために「てがログ」をポートフォリオとして活用することもできます。特にデザインやイラストなどの分野では、クリエイティブな活動を見せるための場として利用されていたりしています。

おすすめポートフォリオに使えるスキン

どの方法を選ぶかは、あなたが求めるカスタマイズの自由度や、時間のかけ方によります。最も簡単で素早く始められるのは、Adobe PortfolioやNotion、てがログですが、WordPressを使うことで、より柔軟で本格的なサイトにすることが可能です。どのプラットフォームを使うか、目的やスキルに応じて選んで、そして慣れてきたら、検索のことや、クライアントに対してのアピールなどをどうするかなど、考えて構築し直していけばよいと思います。

僕のおすすめ

WordPress+いしつくポートフォリオ一択!
「仕事の依頼が来るポートフォリオサイトを作りたいイラストレーターのために開発した」というだけあって、ポートフォリオサイトの必要なこと色々一気にカバーできるし、解説サイト『WordPressでポートフォリオサイトの作り方徹底解説 』もあるので初めてでも楽だと思います。

まとめ

ストックイラストレーターとして活動する際、作品を単にオンラインで販売するだけではなく、自己紹介やプロモーション、ブランド力の強化などを意識していくことが、今後の成功に繋がります(現在成功している方は皆そうしていると思います)。
作品紹介サイトは、あなたのクリエイティブな活動をより多くの人に伝えるための強力なツールです。ぜひ、この機会に自分のオリジナルサイトを作成して、ストックイラストの新たな可能性を切り開いていきましょう!

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