Artist SP1603をレビュー

2022年12月24日OtherMac,ガジェット

液タブ、今まで使っていたのがXP-PENのArtist 12セカンド。
持ち運びもしやすく使いやすい液タブで良かったのですが、ずっと使っていると
11.9型サイズで画面解像度：1920 x 1080っていうのがしんどくなってきたんですよ。
で、ちょうどブラックフライデーでお安くなっていた「Artist SP1603」を買いました。
(Artist 12セカンドは知り合いが買い上げてくれた)

概要から

タブレット重量：約1.3kg
外形寸法：：456.5x258x9mm
液晶サイズ：15.6インチ
色域：128%sRGB/90% NTSC
液晶方式：IPS方式
傾き検出レベル：±60レベル
筆圧レベル：8192レベル
最大表示解像度：フルHD(1920×1080)
視野角：水平178°/垂直178°
対応デバイス：Mac / Windows / Android

フルHD画質の15.6インチモニターを搭載した液タブで４Kではないですが、
15インチサイズでAmazonだと現在(12/21)、32999円とこの価格で手に入るですよ奥様！

1. 同梱物は？
2. 接続方法
3. 実際に2週間ちょい使ってみての感想
4. 画面の色調など
5. ショートカットキー14個
6. レビューまとめ
- 6.1. 気になったところ

同梱物は？

SP1603本体
専用ペン＋替え芯30本
ペンケース
ペンスタンド
タブレットスタンド
電源＆接続用コード
電源アダプタ
HDMIケーブル
二本指グローブ
クロス
説明書＋保証書

と同梱物は中華液タブでもよくあるものになっています。
ただ替え芯が最初から30本入っているのはうれしい、しばらく買わなくてもよさげ。

今は普通になっていますが本体にはあらかじめアンチグレアフィルムが貼ってある。
フィルムってこのサイズになると難しいんですよね。なので最初から貼ってあると安心w

本体の大きさは456.5x258x9mm

大きいです。大きすぎてこれが入るケースがない！
サポートに聞いてみたのですが、「市販の保護ケースはサイズがすこし小さいようで、SP1603のサイズにあったバックパックの方が良いかもしれません。」といわれたんですが、バックパックにいれるにしてもやっぱりそのままは、ちょっと嫌です。バックパックもこの大きさだと普通の17インチが入るものでも入らないんですよね。
なので今回フェイクレザーを買ってきて作りました。

このサイズの液タブを持ち運ぶ人って少ないと思うのですが、もし持ち運びを考えている方はフェイクレザーとかを使うと簡単に作れるのでおすすめです。
バックパックは、持っている17インチが入るものでも入らなかったので、新しくアケコンが入るものを買いました。

[LayLax][マルチゲーミングリュックネイビー]バックパック大容量 17インチノートPC収納

本体は薄いため重さもそこまでなく、約1.3kgなので持ち運びにも大きさ以外、それほど苦になりません。

付属のペンはこれもよくあるサイドにボタンが２つ設置されたもの。
ペンは軽いので持ちやすいです。安っぽいとい人もいるみたいなんですが、値段を考えると許容範囲。

ペン立ては回転させると開いてそのなかに8本ペン先が収納されています。
ペン立ての裏の鍵穴みたいなところにペン先をひっかけてペン先を交換することができます。

接続方法

接続方法は二種類
一つ目は付属の電源＆接続用コードで繋ぐ方法
1.液タブにUSB-C、電源(赤色のポート)・パソコンにUSB-Aを指す。
2.液タブ本体とPCをHDMLで繋ぐ。
3.電源ボタンを長押し(2秒)すると液タブの電源が入る。

二つ目はUSB-Cケーブルで接続する方法
これがもっとも簡単USB-Cは1本だけで接続（オルタナティブモードというらしいです）
USB-Cケーブル1本で映像出力と給電ができるので無茶苦茶楽です。
ただUSB-Cケーブルは付いていないので別途買わないといけません。

僕はArtist 12セカンドもUSB-C一本で繋いでいたので、そのまま使い回してます。
僕が持ち運び用に買ったケーブルはこれ

Type C ケーブル 1M USB C to Cケーブル USB3.1 Gen2(10Gbps)

長さは1.5M以上の方が使い勝手が良いです。

実際に2週間ちょい使ってみての感想

視差はほとんどないです。ペン先と液晶の距離が限りなく近い。
メインで使う範囲ではペン先と描きたい位置がズレが少ない。
ただ画面の端の方だと少しずれを感じますがでもこれは液タブではよくあること、メインの作業領域ではないですし慣れれば大丈夫です。
もしズレてきたらドライバーの設定画面でモニタキャブレーシ(ペン先位置調整)すればOK。

ペンの反応なんですが、Amazonのレビューで「1cmくらい遅れて表示される、抜きが残る離しても線が書かれてしまう（i5+RTX3060）」という意見がありました、PCの性能か相性か使っているアプリの相性かわからないのですが、ぼくのところ(M1Mac mini) ではそんなことはなく普通に描けています

あとメキシコの人がデットピクセル(ドット抜け)があったというレビューもありましたが、これも僕のところではなかったです。他のレビューでもみないですが、まれにあるのかもしれません。

画面の色調など

フルHDで色調も豊かで綺麗です。
高級モニターと比較すると劣りますが、イラストを描いていても満足しています。
色域はsRGB128%　NTSC90% と公式にはでているのですが、AdobeRGBはでていないんですよね、
気になったのでサポートに聞いてみたら、AdobeRGBは94%くらいだそうです。
値段を考えると十分ですね。

ショートカットキー14個

さてこれなんですが、この本体を横に大きくしている原因でもあるのが、ショートカットキー14個。
色々設定して便利なんですが、大きすぎる。こんな大きなのいらんやろって思います。
押し心地もカチカチ音がでかいので、僕はほとんど使っていません。
僕的には、ボタン無くすか細くして横幅抑えて欲しかったかな。
アプリごとに設定できないですしね。
でもこれは僕がサイドボタンいらない派なので、使う人には良いと思います。

macOS13.1でも現在目立った不具合ないです。WacomとXP-PENはOSやAdobeソフトのバージョンアップすると少なからず不具合があったのですが、「Artist SP1603」は今の所不具合なく使えています。あっ１つだけPhotoshopやIllustratorで制作中ツールを切り替えてもカーソルが変わらないことがたまにありました。マウスで一度クリックすると治るのですが、ちょっと原因はなんなのか今の所わかりません。サポートに報告だけはしておこうと思います。

レビューまとめ

・画面が大きくて綺麗
・ペンの筆圧感知も申し分なく、僕のところでは描画時の線のずれや遅れはなし
・接続もUSB-Cで繋ぐとお手軽
・値段も４万弱とお安い。
・Artistは台湾の会社(台湾好きなので・・)
・商品が届いたころにサポートさんからメッセージが届き、よくある質問や注意すること、ドライバーのインストールのことなどフォローアップが届き安心