Eagle4がでました!

Appeagle,ストックイラスト,画像管理

待望のEagle4が出ましたよ。
今回のEagle v4.0はかなり良いです。
UIの刷新やパフォーマンスの向上、H.265、AVIFなどサポートフォーマットの追加、重複した画像の削除機能のアップデート、タグ入力と管理機能の強化などの現存機能がより使いやすくアップデートされています。

たくさんの機能の追加により項目が多くなってしまって、分かりづらくなったところもあるので、右クリックメニューに検索機能も追加されているので安心。


そもそも「Eagleって何よ?」っていう人はこちらの記事をご覧くださいね。
画像管理アプリ「Eagle」・note


注目の機能!プラグイン

今回のアップデートで注目すべきなのが、Web技術(js)を利用し様々な機能をEagleに加えられる新しいプラグインシステムの導入で、Eagleがさらに便利に使えるようになります。

デフォルトでプラグインがすでに入っているんですが、プラグインセンターをみるとずらっとプラグイン名がならんでいます。
Pinterestビジュアル検索/ビデオサムネイルの表示/AIを利用した画像の高解像度/AIイレーサー(消しゴム)/AI自動背景除去/AI画像拡大/画像切り抜きマスター等、便利機能盛り沢山でインストールボタンを押せばすぐに利用できます。

これから公式やそれ以外からも便利機能のプラグインがでてきそうで楽しみです。
デフォルトでインストールして使えるプラグインで僕的に便利やなとおもった機能を紹介。

AI拡大機能

画像を拡大するサービスやアプリを使うのですはなく、Eagle内でできるようになりました。
たとえば400×400の小さめ画像もプラグインで最大1600×1600まで拡大できます。

注:AIを利用するプラグインの場合、プラグインの初回起動時にAIモデルをインストールしないといけません。手順は簡単で、指示に従ってインストールするだけです。

画像切り抜きマスター

1枚の画像から同時にいくつもクロッピング(切り取り)ができる機能。
下の画像でいうと、点線の囲みで水色になっている領域が切り取り領域。
切り取りしたい部分を囲んで(微調整可能)エクスポートボタンをクリックするだけです。
領域同士が重なっていても大丈夫です。

僕はストック素材作成を作成するときのMacやiPadなどでラフを描くことが多いのですが、そのとき細かいイラストを一枚の画面に色々描きます。それをIllustratorに下絵として持っていく時に必要箇所だけ切り抜いたり、それぞれのラフ画をバラしたりする時に便利です。

画像一括圧縮

プラグインはEagle上の画像を圧縮して一括でサイズを削減することができます。
ブログなどで画像をアップするときなどに一括処理できると便利ですよね。

右下にある圧縮設定で圧縮品質を設定できます。
圧縮形式は「jpegtran(無効)」と「mozipeg(有効)」を選ぶことができ、品質も設定することができます。
考えるのが面倒なjpegtranで設定しておくと良いです。

画像フォーマット変換ツール

png、jpg、webp、bmp、などの画像形式を変換することができます。
一括変換もできるので便利ですね。

便利なんですが、PDF形式を上記画像形式に変換できないので、できるともっと便利なんですけどね。

動画をGIFに変換

動画をアニメーションGIFに変換してくれます。
自分で作った動画なんかをGIF形式にする時なんかに便利ですね。

変換したものがこれ
(ブログにアップするためサイズもオリジナルからカスタムで小さくしました。)

EPSフォーマットの拡張

EPSファイルのプレビュができるようになります。
macOS Sonoma ではEPSプレビューができなくなったので助かる機能拡張。

以下の二つの機能も役に立つのですが、ぼくの環境ではエラーで使えず・・・現在調査中。

AI自動背景除去

Eagle内でイラストのの背景を除去できます。一括処理にも対応。
注:これもAI拡大機能と同じようにAIモデルをインストールしないといけません。

がっ!なぜかうまくいかずエラーになりました。ベータ版の時はうまくいっていたのですが、
画像を変えてもエラー。原因わからず。

ePub形式拡張

Eagle App専用に作られた拡張プラグインらしく、Eagleで直接ePub形式の電子書籍を開いて読むことができます。電子書籍の管理もEagleでできて便…なんですが、僕の環境では表示されず。

Eagle 4 でサポートされる新しいファイル形式

対応ファイル形式も増えました!
ビデオ– H.265, gifv, 3gp, afx, eva, vap
画像 – eps, avif, jpegxl, jfif, jpe, insp
アニメーション – swf (プラグインが必要)
電子書籍 – epub (プラグインが必要)
ウェブページ – html, mhtml
3D モデル – 3ds, 3mf, dae, ifc, ply, stl, glb

Eagle 4 の主なハイライト

プラグインシステム – Web 開発技術を使用して、様々な機能で Eagle を強化することができます。
プラグインセンター – 公式およびサードパーティ製のプラグインをダウンロードできるワンストップショップで、多様なニーズに応えます。
Pinterest ビジュアル検索 – ボタン一つで既存の画像を使用して同じ雰囲気のインスピレーションを見つけます。
高解像度画像検索器 – ワンクリックで高品質な画像へ簡単にアップグレード。
AI 画像拡大 – ぼやけた画像を鮮明にし、解像度を向上させます。
新しいインターフェイス – 新しいインターフェイスデザイン、アイコン、イラストでモダンなルックを体験できます。
パフォーマンス向上 – 速度が向上し、メモリ要求が低下します。
幅広いフォーマット互換性 – H.265、AVIF などをプレビューできるようになりました。
重複画像クリーナー – ほぼ同一の冗長な画像を簡単に削除します。
タグ入力&管理の強化 – タグ付けのインタラクションロジックを再定義し、より効率的に。
右クリックメニュー – ストリームラインナビゲーションのための新しい「検索」機能。

まとめ

Eagleは画像管理をしないといけないデザイナー、イラストレーター、漫画家、ストック素材制作者の皆さんにおすすめです。今回のバージョンアップでより使いやすくなって手放せない存在になった感じ。
大量に画像を管理しないといけない方でまだ使ったことがない方は、トライアル版もあるのでぜひ使ってみてください。Eagle v4.0はv3.xと同じくサブスクリプションではなく、1ライセンス29.95ドル※の買い切り!しかも1ライセンスでMacとWindows PC 2台で利用できるという親切さ!
開発者の陳奕豪(Chen YiHao)さんに感謝です!

※11月1日から製品の価格を調整するらしく。29.95 ドルから 新しい価格 34.95 ドルになるそうです。
昨今の情勢を考えると致し方ないかなと。30 日間の無料試用期間を提供と一回購入で生涯無料アップデートの約束は守るとしているのでよかったです。

あと値上げ前の2024年10月31日に追加のシリアル番号ライセンスの特別プロモーションを提供する予定だそうです。